本作が長編デビューとなる古川原壮志監督はテレビCM監督として活躍するかたわら、短編映画「なぎさ」(2017)、「緑の雪(Birdland)」(2019)の製作を通じ、佂山国際映画祭、ショートショートフィルムフェスティバル国内最優秀賞、米アカデミー賞短編部門候補など国内外の映画祭で注目を集める存在。
サンダンス・インスティテュートの脚本ラボやフィルメックスの人材育成プログラム「タレンツ・トーキョー」に選出され、長年にわたり長編「なぎさ」の企画・脚本を練り上げてきました。主人公・文直を演じるのは、青木柚。
近年、NHK連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」やドラマ「きれいのくに」、映画「はだかのゆめ」(主演)、「うみべの女の子」(主演)、米映画「MINAMATAーミナマター」など話題作への出演が続き、その才能と圧倒的な演技力で作品へのオファーが絶えない、今最も注目すべき若手俳優です。
妹・なぎさ役には、本作が映画初出演となった山﨑七海。若干12歳(撮影当時)ながら確かな存在感で難しい役どころを演じ切りました。共演に、三浦誠己、宇野祥平ら個性豊かな俳優陣が存在感を発揮しています。