人類最後の男に派遣され、地下深くの荒廃した暗黒世界に降りて行った孤高のアサシンは、無残な化け物たちの巣窟と化したこの世の終わりを目撃する。
『スター・ウォーズ』『ロボコップ』『スターシップ・トゥルーパーズ』シリーズなど、誰もが知る名作の特殊効果の数々を手掛け、アカデミー賞を2度受賞、その後のSF作品に計り知れない影響を与えた巨匠フィル・ティペット。約30年前、ティペットは『ロボコップ2』の撮影後に本作のアイデアを閃き、地道に製作を続けていた。だが、『ジュラシック・パーク』で時代が転換点を迎え、業界が本格的にCG映像へと移行。「俺の仕事は絶滅した」とプロジェクトは中断された――。それから20年後。ティペット・スタジオの若きクリエイターたちが倉庫を掃除しているときに奇跡的に当時のセットを発見し、彼らの熱望により企画が再始動。CGの進歩に対抗して魂を貫いた巨匠の集大成、ひいては映画史に残る最高傑作が、ついに完成した!