「前略おふくろ様」「北の国から」「やすらぎの郷」などの巨匠・倉本聰が長年構想し、「どうしても書いておきたかった」と語る渾身の物語がついに映画化。人々の前から姿を消した天才画家が秘めてきた思い、美と芸術への怨念、そして忘れられない過去が明らかになる時、至高の美と愛の全貌がキャンバスに描きだされる。孤高の画家・津山竜次を本木雅弘が演じるほか、小泉今日子、中井貴一、石坂浩二、仲村トオル、清水美砂ら豪華キャストが集結。『沈まぬ太陽』や『Fukushima 50』の若松節朗がメガホンをとり、緊迫のドラマ、深遠な愛、痛切な人間模様をスクリーンに刻みつける。撮影は多くの倉本作品の舞台になっている北海道でも行われ、小樽でのロケ撮影を敢行。運河の美しい風景が重厚な物語を彩る。人間にとって「美」とは何か?私たちは人生の終わりに何を見つけるのか?観客の心を揺さぶり続けてきた作家・倉本聰がついにたどり着いた集大成的作品が幕を開ける。