VOGUE新人賞のデザイナーが立ち上げたのは、
業界を変える革新的サステナブル・コレクション
―その驚きの旅へようこそ!
イギリスのブランド《Mother of Pearl》のデザイナー、エイミー・パウニー。彼女は2017年4月、VOGUEの新人賞を受賞し、10万ポンドの賞金を得て、自分の生き方のルーツにつながるサステナブルなコレクション《No Frills》を立ち上げることを決意する。
コレクションデビューした《No Frills》はロンドン・ファッション・ウィーク唯一のサステナブル・ブランドとして大注目を浴び、業界は一気に変革! その注目はマスコミだけに留まらず、当時皇太子だったチャールズ英国王が企画したキャンペーン・フォー・ウールの10周年記念スカーフのデザインを依頼されるまでに発展する。
しかし、そのコレクションデビューの裏には、発表まで18ヶ月というタイムリミットの中、さまざまな困難に遭い、地球の裏側まで旅をすることになったエイミーとチームの、たくさんの出会いと挑戦の物語があった──。
時に凹み、迷いながらも、理想の素材を求めて地球を飛び回る《等身大のドリーム・ストーリー》が誕生!!
2017年4月、英国ファッション協議会とVOGUEによって、その年の英国最優秀新人デザイナーに選ばれたエイミー・パウニーは、賞金の10万ポンドで《Mother of Pearl》をサステナブルなブランドへと変えることを決意する。
当時ファッション業界は大量消費の真っ只中で、サステナビリティはニッチなトピックだった。
原材料から製造過程まで、すべてにおいてサステナブルなコレクションは、「No Frills(飾りは要らない)」と名づけられる。コレクションの発表は、2018年9月のロンドン・ファッション・ウィーク。準備期間はわずか18ヶ月!
理想の原材料を求めて、ヨーロッパの裏側、ウルグアイ行き着いたエイミーと商品担当のクロエ。そこで、理想的な環境の羊毛業者に出会う。責任者のペドロの人柄と誠実さにすっかり魅了された二人は、ペドロの羊毛を扱う紡績工場探しに奔走する!
やっとペルーの会社が見つかり、デザインを始めるエイミー。しかし、発表まであと3ヶ月のところで、ペルーの会社が降りるという連絡が入る。クロエは必死に引き留めるが……果たして、無事にコレクションは発表できるのか?