主人公は学校そのもの。カメラは入学したての1年生と卒業を控えた6年生に焦点を絞り、彼らの学校生活を追う。春夏秋冬、そしてまた春へ。イギリス人の父と日本人の母を持つ山崎エマ監督は、日本の公立小学校~インターナショナルの中高一貫校を卒業し、アメリカの大学へと進学。そこで、自分の強みは、日本で過ごした小学校時代に学んだ"規律と責任"に由来していることに気づく。公立小学校で150日、のべ4,000時間という前代未聞の長期取材を実施した本作からは、<今、日本人に伝えたい、大切なこと>が見えてくる。学校での教室の掃除や給食の配膳などを子どもたち自身が行う国は少なく、日本式教育「TOKKATSU」は、海外で注目を集めている。日本人である私たちが当たり前にやっていることは、海外から見ると驚きでいっぱい!小学校を知ることは、未来の日本を考えることだと作品は投げかける。