1920年代末の中国山東省の小さな村で、貧しい農家の娘である九児(コン・リー)は、家の経済的困窮を救うために、売られたかのような形で造り酒屋の李の元に嫁ぐことになった。嫁入りの途中、コーリャン畑で強盗に襲われるが、それを助けたのが余占鰲(チアン・ウェン)だった。嫁入り後再び実家に戻ることになった九児はあのコーリャン畑で余と再会し、二人は結ばれる。九児は嫁ぎ先に戻るものの夫は行方不明となっており、未亡人となった彼女は代わりに酒屋を切り盛りし、やがて余と結婚する。子供も生まれ、幸せな日々を送っていたが、やがてその村に日本軍が侵攻してきた...