上映作品

よこがお[名画座2本立て]

PG12 111分 日本・フランス

ある事件をきっかけに<無実の加害者>に転落した女
運命を受け入れ、それでも生きていくと決意するまでの絶望と希望を描くヒューマンサスペンス

◆第72回ロカルノ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品。カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞に輝いた『淵に立つ』の深田晃司監督が再び筒井真理子を主演に迎えて挑む新たなる衝撃作。自身のオリジナル脚本による渾身の問題作を完成させた。

◆¨演技者としての天才的なセンスを持つ¨と監督が絶賛する女優・筒井真理子が演じるのは、市子/リサという異なる横顔を持つヒロイン。彼女の運命を握る、基子と和道には、市川実日子と池松壮亮。さらに、須藤蓮、小川未祐などの瑞々しい顔ぶれと、吹越満らベテラン俳優がドラマに波紋を広げていく。

◆ロカルノ映画祭のほか第44回トロント国際映画祭コンテンポラリー・ワールド・シネマ部門、第57回ニューヨーク映画祭、第17回ウラジオストック映画祭コンペティション部門、第56回シカゴ国際映画祭、第22回ウィーン国際映画祭、第56回台北金馬映画祭、第30回シンガポール国際映画祭など数々の映画祭に出品。その衝撃は世界へと広がっている。

監督・脚本
:深田晃司
出演
:筒井真理子、市川実日子、池松壮亮、須藤 蓮、小川未祐、吹越 満

Story

女子中学生の失踪事件が変えた、女のよこがお

初めて訪れた美容院で、リサは「和道」という美容師を指名した。数日後、和道の自宅付近で待ち伏せ、偶然会ったふりをするリサ。近所だからと連絡先を交換し、和道を見送った彼女が戻ったのは、窓から向かいの彼の部屋が見える安アパートの一室だった――。
リサは偽名で、彼女の本当の名前は市子。半年前までは訪問看護師として、その献身的な仕事ぶりで周囲から厚く信頼されていた。なかでも訪問先の大石家の長女・基子には、介護福祉士になるための勉強を見てやっていた。基子が市子に対して、憧れ以上の感情を抱いていたとは思いもせず――。

ある日、基子の妹・サキが行方不明になる。すぐに無事保護されるが、逮捕された犯人は意外な人物だった。この事件との関与を疑われた市子は、ねじまげられた真実と予期せぬ裏切りにより、築き上げた生活のすべてを失ってゆく。自らの運命に復讐するように、市子は“リサ”へと姿を変え、和道に近づいたのだった。果たして彼女が心に誓った復讐とは何なのか――。


上映スケジュール

東京都