「ロ-リング・ストーンズの女」アニタ・パレンバーグ。
始まりはブライアン・ジョーンズとの恋、ブライアン没後はキース・リチャーズと運命的な絆を結び3人の子をもうける。映画で共演したミック・ジャガーをも虜にしてしまう魔性の女。
しかし彼女は単なる彼らの「女」ではない。創造の源となり、ファッションを一変させ、音楽そのものにかかわり、誰の影にもならず自分を生きた。
スカーレット・ヨハンソンの声で蘇る、反逆の女神。
1942年生まれのイタリア系ドイツ人のモデル、俳優、ファッションアイコンであり、1960-70年代のロック文化における象徴的存在。多言語を操り、反体制的で自由奔放。彼女は、自身のペルソナとクリエイティビティで時代を体現した先駆者。彼女がいなければ、ローリング・ストーンズのイメージも、ロックとファッションの結びつきも大きく違っていたかもしれない。周囲からは「ミューズ」「It Girl」「ロック界のワルキューレ」と称された。2017年没。