第一回日本ホラー映画大賞で大賞を受賞し、『みなに幸あれ』(24)にて鮮烈な商業映画監督デビューを果たし、日本映画界に彗星の如く現れた下津優太監督待望の二作目。下津監督のオリジナルとなる『NEW GROUP』は、組体操という「集団行動」における人間の行動心理の根底を、コミカルにそしてシリアスに炙り出す。主演を務めるには山田杏奈。家族に問題を抱える、引っ込み思案な普通の高校生の主人公・愛を演じる。そして、愛のクラスメイトであり、海外帰りで日本の学校の協調性を重んじる集団行動に馴染めない転向し・優を演じる青木柚、不適な笑みを浮かべ集団を導く校長を演じるピエール瀧。
これは愛(I)と優(YOU)の物語。私とあなたの物語でもある。
愛は引っ込み思案な普通の女子高生。家族に問題を抱えている。ある日、転校生の優がやってきた。海外帰りの優は日本の学校の集団行動に馴染めない。愛は優のことが気になるが、自分をなかなか出せない愛
に優は苛立ちを感じていた。そんなある日、校庭で一人の生徒が四つん這いになり、動かなくなった。教師や友人が止めようとしても動かない。そして、時間を追うごとにその生徒の横に同じように四つん這いになる生徒が並び始めた。不思議なことに学校も人間ピラミッドを“良いもの”として参加を勧めている。そして、積み重なった生徒たちはみな一様に穏やかな表情を浮かべている。生徒たちはどんどん集まり、集まってくる生徒たちはものも言わず従っていく。愛もなぜか、朦朧となり、ピラミッドに加わりそうになる。
これは、その後地域全体を巻き込む、集団怪現象の始まりに過ぎなかったーー。