ロッテルダム国際映画祭をはじめ各国の映画祭で早くも高い評価を得ている本作。鬼才・酒井善三監督と企画プロデュース・大森時生(テレビ東京)がタッグを組み、主演に山下リオを迎えた、呪いを新たな視点かつ斬新な解釈で描く"恐怖"映画となっている。顔だけが不自然に切り抜かれた家族写真、一面に新聞紙が貼り巡らされたまるで"儀式"を執り行うような異様な部屋、椅子に縛り付けられた母と対面する佳奈の姿など、衝撃的な場面が連続する。主人公・佳奈の妹、松永杏里を演じるのは近年主演作の公開が相次ぎ、映画界で圧倒的な存在感を示す小川あん。佳奈や杏里の家族とある出来事をきっかけに親交を持った精神科医・熊谷太一役は、話題作への出演が続くマキタスポーツが演じる。
父の死をきっかけに、認知症の母の介護を献身的に続けていた佳奈(山下リオ)。しかし、母の不可解な行動は次第に常軌を逸し、母の中に入り込んだこの世のものとは思えない“何か”の存在に徐々に狂わされていく。佳奈の妹・杏里(小川あん)や佳奈ら家族と親交のある精神科医・熊谷(マキタスポーツ)、そして謎の少女の姿も映し出され、物語の謎はさらに深まっていく。家族の平穏が崩れ去るなか、彼らが目にする“愛と呪い”の終着点とは――。