「この子は、"何かがおかしい"」
生まれた我が子に拭いきれない違和感を覚えるサーガ。不安は次第に恐怖へと姿を変え、やがて狂気へと暴走していく。そしてサーガが辿り着く、恐るべき真実とは----。
第76回 ベルリン国際映画祭 コンペティション部門でワールドプレミア上映されるや、「何一つとして型にはまらない予測不能な展開」、「『ローズマリーの赤ちゃん』の再来」と観客・批評家共に鮮烈な衝撃を与え会場を騒然とさせた。
『ハッチング -孵化-』で、美しくもおぞましい世界観と独創的なストーリーテリングで世界的注目を集めたハンナ・ベルイホルム監督が再び静謐な自然と神秘性を背景に、理想の家族という幸福の内側に潜む恐怖と、人間の深層心理をえぐり出す。
母親サーガを鬼気迫る怪演で体現したのは、『コンパートメントNo.6』の セイディ・ハーラ。その夫ジョンを、『ハリー・ポッター』シリーズの ルパート・グリントが演じる。
母親は一体何を産んでしまったのか----フィンランドの異才が放つ、戦慄の北欧チャイルド・スリラー、誕生。
子供を望む新婚夫婦サーガとジョンは、理想の子育てを夢見て、サーガの故郷であるフィンランドの森深い田舎町へと移り住む。北欧神話の気配が今なお息づく、神秘的な森に抱かれながら結ばれた二人は、やがて待望の子供を授かる。
愛する夫と我が子との幸せな暮らし——サーガは、その未来を信じて疑わなかった。
あの産声を聞くまでは—— 。