ナチス・ドイツのポーランド侵攻によって始まった第二次世界大戦。約120年間、他国との戦争を経験していなかったノルウェーは、中立の立場を貫いていた。しかし、1940年4月8日深夜、濃霧の中、国籍不明の艦隊がノルウェー海域のオスロ・フィヨルドに侵入する。「ドイツの大艦隊がデンマークから北上中」「英国艦隊も向かっている」――情報は錯綜し、攻撃すれば宣戦布告とみなされかねない。4月9日未明には、艦隊は首都オスロまで30分の距離にあるオスカースボルグ要塞へ迫っていた。「司令部からの命令がない限り、実弾は撃てない」部下たちが制止する中、退役まであと数か月の要塞指揮官エリクセン大佐は、祖国を防衛するため攻撃命令を下す。