1967年、バイ隊長率いる南ベトナム解放民族戦線のゲリラ部隊は、米軍に追われる戦略諜報員を守るため、複雑に張り巡らされた地下トンネルに身を潜める。しかし無線通信を探知され、圧倒的な戦力を誇る米軍の猛攻にさらされることになる。
本作は、監督の作家性を尊重したリアルな戦争映画を追求。その試みが若い世代を中心に支持され、2週連続1位、5週連続ベスト10入りの大ヒットを記録した。ベトナム戦争映画に新たな潮流を生み出した、転換点ともいえる一作となった。監督はベトナム映画界を代表するフィルムメーカー、ブイ・タック・チュエン。世界に通用するアート映画を手掛けてきた監督ならではの、男女の心の機微を繊細に捉えた人間ドラマにも注目。激しいアクションだけではない、奥行きある戦争映画に仕上げている。