12 / 20 [金] 公開
本作で描かれるのは主に2020年に起こったパンデミック後のアメリカの現実。巨大食品企業の独占は一層進み、個人農家は衰退。貧富の格差が大きく広がった実態。映画は、多国籍企業による、利益拡大だけを追求する、効率的だが脆弱なフード・システムの問題を提起する。"超加工食品"による糖尿病や過食などの健康被害。農業従事者の貧困、政治家と食品会社の癒着など、現代アメリカ社会に広がる幾多の「食」問題が浮き彫りに。一方で、解決策を求め、肉を使わない"ニューフード"の可能性や、サステナブルな未来を作り出そうと奮闘する農家や漁師、活動家、政治家たちの前向きな姿も映し出す。