近日上映作品

お坊さまと鉄砲The Monk and the Gun

12 / 13 [金] 公開

112分 ブータン、フランス、アメリカ、台湾

  • 第96回アカデミー賞Ⓡ 国際長編映画賞 ブータン代表 ショートリスト選出

『ブータン 山の教室』の監督が贈る
現代を生きる人々に気づきをもたらすハートウォーミング・テール

長編映画監督デビュー作の『ブータン 山の教室』(2019)が世界中でサプライズヒットとなったパオ・チョニン・ドルジ監督、待望の第2作。前作では秘境ともいえる地で、伝統を守りながら生きる人々の暮らしを活写しつつ、"学ぶ"ことによって未来は切り開かれていくのだと示した監督が、今回モティーフに選んだのは「選挙」。初めての選挙によって"変化"を求められ戸惑う村の人々の姿を、前作同様、温かい眼差しと飄々としたユーモアで紡ぎながら、本当の幸せとは何かを、観る者に問いかける。

監督・脚本
:パオ・チョニン・ドルジ 『ブータン 山の教室』
出演
:タンディン・ワンチュック、ケルサン・チョジェ、タンディン・ソナム
配給
:ザジフィルムズ、マクザム

STORY

ブータンで行われる初めての選挙。村の徳の高いお坊さまは言いました。
「次の満月までに銃を二丁用意せよ」
若いお坊さまは銃を探しに山を下りるのですが…。

時は2006年。国民に愛された国王の退位により、民主化へと転換を図ることになったブータンで、選挙の実施を目指して模擬選挙が行われることに。周囲を山に囲まれたウラの村で、この報を聞いた高僧は、なぜか若い僧に銃を手に入れるよう指示する。時を同じくしてアメリカから“幻の銃”を探しにアンティークの銃コレクターがやって来て、村全体を巻き込んで思いがけない騒動が持ち上がる…。