マン・レイ、ピカソ、シャネル、
ジャン・コクトー、ダリ、コンデ・ナストら時の天才たちを
魅了したミューズはトップモデルから転身、
20 世紀を代表する 女性報道写真家の情熱的で数奇な運命を描く実話。
リー・ミラーが写し出す写真には、⼈間が持つ脆さと残酷さの両⽅が刻みこまれ、今もなお⼈々を惹きつける
歴史的記録として真実を伝えている。
第⼆次世界⼤戦の激化を最前線で取材し、ノルマンディー上陸作戦やブーヘンヴァルとダッハウの強制収容所
の残虐⾏為を⽬撃し、ヒトラーが⾃死した1945年4⽉30⽇当⽇、ミュンヘンにあるヒトラーのアパートの
浴室でポートレイトを撮り戦争の終わりを伝えた。映画『リー・ミラー 彼⼥の瞳が映す世界』は、現代にお
ける偉⼤な戦争報道写真家の⼀⼈としてその名を歴史に刻んだリー・ミラーの⼈⽣の10年間に焦点をあてた
物語だ。
「傷にはいろいろある。見える傷だけじゃない」
1938年フランス、リー・ミラー(ケイト・ウィンスレット)は、芸術家や詩人の親友たち──ソランジュ・ダヤン(マリオン・コティヤール)やヌーシュ・エリュアール(ノエミ・メルラン)らと休暇を過ごしている時に芸術家でアートディーラーのローランド・ペンローズ(アレクサンダー・スカルスガルド)と出会い、瞬く間に恋に落ちる。だが、ほどなく第二次世界大戦の脅威が迫り、一夜にして日常生活のすべてが一変する。写真家としての仕事を得たリーは、アメリカ「LIFE」誌のフォトジャーナリスト兼編集者のデイヴィッド・シャーマン(アンディ・サムバーグ)と出会い、チームを組む。1945年従軍記者兼写真家としてブーヘンヴァルト強制収容所やダッハウ強制収容所など次々とスクープを掴み、ヒトラーが自死した日、ミュンヘンにあるヒトラーのアパートの浴室で戦争の終わりを伝える。だが、それらの光景は、リー自身の心にも深く焼きつき、戦後も長きに渡り彼女を苦しめることとなる。