<STORY>
1990年代初頭のリマ。国内情勢が安定せず、母エレナはアウロラ(姉)とルシア(妹)の娘二人を連れて、安定した仕事のあるアメリカ、ミネソタへの移住を決意していた。出国は3週間後。しかし、娘たちがペルーから出国するには、別れた夫、娘たちの父であるカルロスの渡航同意書へのサインが必要だった。
カルロスはタクシー運転手をしているが、乗客には本業は役者をしていると語り、友人たちには輸入業社に務めていると次から次と口から出まかせが出てくる。久しぶりに再会した父と娘だったが、娘たちにはジャングルでワニに噛まれたと話す。そして、ルシアには実はスパイだともうそぶく。
「海に行きたい」と言うアウロラと共に、父と娘たちは夏の海辺へと出かけて行き、限られた時間を過ごす。数日後、母と言い争いになったアウロラは、ルシアと一緒に夜間外出禁止令が発令されている市街地へ父親を探しに行くのだった。