5 / 22 [金] 公開
‟父親候補が、3人!?" 将来が不透明で今の自分に納得のいかない実家暮らしの 22 歳の伊呂波。ある日、5年ぶりに姉・花蓮が帰ってくる。花蓮は自由奔放で恋愛体質。伊呂波とは違って、いつも人生を大胆に選んできた女性。けれど彼女が抱えていたのは・・・「妊娠した。でも父親が誰かわからない。」 という現実だった。
心当たりは三人。御曹司・DV 気質の年上男性・借金を抱えた元恋人。どの関係にも‟愛"とは呼びきれない曖昧さが残っている。なぜ花蓮は、傷つくとわかっている恋愛を繰り返してしまうのか。半ば強引に父親捜しに同行させられた伊呂波は、姉とともに長崎県内を巡りながら、恋愛の裏側にある孤独と承認欲求を目の当たりにする。強く見えていた姉は、本当は誰よりも「愛されたい」と願っていた。外側のきらびやかさとは裏腹に、自分の価値を他人に委ね続けていた。そして伊呂波自身もまた、恋愛をしないことで傷つくことから逃げていたことに気づく。誰かに選ばれることよりも、まず自分を認めること。誰かに愛される前に、自分を受け入れること。ぶつかり合いながら本音をさらけ出した姉妹は、ようやく互いの弱さを知る。正解のない恋と、不完全な自分を抱えながら・・・ 姉妹の旅は続いていくー。