7 / 17 [金] 公開
カリフォルニア州インランド・エンパイアの一角、サンバーナーディーノ。2010年7月9日、911に通報が入った。それは、数日間連絡の取れない友人の安否を確認してほしいという内容だった。保安官が邸宅に足を踏み入れると、幼い娘を含む一家3人が血を抜かれて殺されており、天井には謎のシンボルが描かれていた。殺人課刑事ジョセフ・カービーは、1993年から95年に発生し迷宮入りした連続殺人事件を思い出す。儀式的な手口、際立った残忍性――その符合は偶然とは思えなかった。そして当時、犯人が「ミスター・シャイニー」と名乗り警察に送りつけた手紙にも、同じシンボルが記されていた。15年前の悪夢は、まだ終わっていなかったのか―。
*過激な描写が含まれますので、鑑賞の際はご注意ください。
この世のものではない悪霊と生々しい恐怖を融合させ、話題を呼んだモキュメンタリー・ホラー『グレイヴ・エンカウンターズ』のスチュアート・オルティス監督が放つ最新作。トゥルークライム・ドキュメンタリーの形式をまとい、現実と虚構の境界を静かに侵食していく。ファンタスティック・フェストでプレミア上映され、その徹底したリアリティと背後に広がるコズミックな気配が高く評価された。検証映像で連続殺人犯を追ううちに、物語は次第に常識の外側へと踏み込んでいき、観客に“作り物ではない”という錯覚を抱かせる。現実と虚構の境界が崩れる時、事件の真相を追うあなたの恐怖は静かに増幅していく―。